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双極性障害の薬

旦那さんが15年ほど飲み続けている薬がこれ

気分安定薬(炭酸リチウム)の解説

薬の解説

薬の効果と作用機序
  •  感情の高まりや行動を抑えることで躁病などの改善や抗うつ薬などの作用を補助する薬
    • 躁病は気分の高ぶっている躁状態が続き異常に元気であるなどの症状があらわれる
    • 炭酸リチウムは中枢神経に作用し感情の高まりや行動を抑え、気分を安定化する作用をあらわす
    • 炭酸リチウムは抗うつ薬などの効果を高める作用もあらわす
詳しい薬理作用

躁病は気分が高ぶっている状態(躁状態)が続き、異常に元気である、やたらに怒りっぽい、寝なくても元気、よくしゃべるなどの症状が複数あらわれる。

躁病の症状を和らげる薬剤として炭酸リチウムがあり、どの様な作用機序かはまだ完全に解明されていないが、複合的に中枢神経に作用し感情の高まりや行動を抑え気分を安定化する作用をあらわすとされる。

また炭酸リチウムは躁病だけでなく、抗うつ薬と併用することにより抗うつ薬の効果を高める作用をあらわし、うつ病などにも使用する場合がある。

主な副作用や注意点
  •  精神神経系症状
    • めまい、眠気、頭痛などがあらわれる場合がある
  •  消化器症状
    • 口渇、吐き気、下痢などがあらわれる場合がある
  •  リチウム中毒
    • 頻度は非常に稀である
    • 食欲低下、吐き気などの消化器症状や震え、傾眠などの中枢神経症状、運動機能症状、発熱などの全身症状などがあらわれる場合がある
  •  急性腎障害
    • 頻度は非常に稀だが、リチウム中毒が進行するなどによりおこる場合がある
    • 尿量が少なくなる、ほとんど尿が出ない、一時的に尿量が多くなる、発疹、むくみ、体がだるいなどがみられ症状が続く場合は、医師や薬剤師に連絡する
  •  NSAIDsなどとの併用に関する注意
    • 非常に稀だが、本剤とNSAIDsなどの併用によりリチウムの血中濃度が上昇しリチウム中毒がおこりやすくなる可能性があるため注意が必要

最近では、異常に元気な状態になることはほとんどないのですが

1日500mgを飲み続けています

この薬は血液中のリチウム濃度を定期的に調べて

上限を超えないように注意する必要があります

どんな薬でもそうですが、

服用が長期になると身体への影響が心配です
以前は少しでも減薬して欲しくて、比較的状態が安定している時に
主治医に相談し、減らしてもらっていました

けれどもその都度、躁鬱の症状が出て
上限ギリギリの量を処方してもらい
現在の量に落ち着きました

他にも数種類の薬を併用しています
結論、減薬はかなり難しいです

というのは、この薬を減らしたから躁転したのか
減らさなくともなっていたのか
誰にも分からないのです

果たしてこの薬を飲んでいなかったら
どうなっていたのか
ずっと激しい躁鬱の波に襲われ続け
生きていられなかったのだろうか
この薬のおかげで命を断つことなくいれたのだろうか

少なくとも、他に飲んでいる薬の調整に打つ手がなくなった時
リチウムの量を調整して持ち堪えてきました

この薬に限った事ではないけれど
精神科で出される薬は飲み続けると
筋力が奪われていきます
身体全体に力が入らないようで、見ていて心配です

しかし、今となっては薬を減らして
ダメージが多いのではないかとも思います
減薬では何度も失敗して、逆に新たな種類の薬が増えたりしましたから

時々、毒を飲ませてしまってきたのではないかと
心が痛みます

 

 

 

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