ペクさんのエピソードを読んでいると
共感できるところが多々あります
例えば、ペクさんはアトピー性皮膚炎で子供の頃
手足の関節や目の周りが乾燥して赤くなっていたそうです
友達から「なんで?気持ち悪い」とか
好きだった男子から「お婆さんみたいだな」
と言われていました
子供は無知が故に残酷なものだから
多かれ少なかれ
誰しもがこういったトラウマは持っているのでしょう
しかし、やはりこの世は不公平にできているとしか思えません
ここからはわたしの話です
誰からみても可愛くて、スタイルもよく、運動も勉強もそこそこできる
普通の一軒家に住んでいて、いつも仲の良い友達が周りに居る
わたしにとっては欲しくてしょうがない
でも結局、手には入らなかった
わたしは決定的な見た目のコンプレックスに悩まされてきました
口を開かなければ、バレる事はありません
わたしの歯は小学5、6年生の頃から
茶黒に変色していました
原因は熱を出した時に、抗生物質テトラサイクリンを処方されたからと
のちに自分で調べて分かりました
たかが歯の色、と思われるかもしれませんが
かなり苦しみました
この薬で歯が変色している人は
わたしの年代には少なからずいるようです
男子に「お歯黒!」と面と向かって言われた
友達が悪気なく「何で歯黒いの?」と聞いてくる
お見合いの仲人さんに「顔は可愛らしいのに歯が汚いですね」
と言われたことも・・・・
傷ついたこと、誰にも言えませんでした
今思うと、どうして親に泣いて訴えなかったのだろうかと
優しい両親でしたが
父親の酒癖の悪さとギャンブルに
母が苦しんでいた事があってなのか・・・
自分でも不思議です
訳も分からず、自分が悪いんだと
抱え込んでいました
とにかく隠さないと
という意識が強く芽生え
ついでに自分の気持ちや欲求を
外で発言できなくなって行きました
こんな経験も今となって、ようやく
目には見えない他人の苦しみを
理解はできないかもしれませんが
話を聞き分かち合うことの大切さを学ぶことができた
貴重なものと
捉えられるようになってきました
本から脱線し自分の打ち明け話になってしまいました
さて、まだまだお若いペクさんは
悩みが尽きないようです
根本にあるものは自分を許せない
認められないのは学歴のせい
今のままの自分は理想と程遠く
他人と比べて惨めな気持ちに陥る
そんなペクさんに先生からの言葉
「他人がどうこう言うことよりも、自分が嬉しいことの方が大切何です。
人にどうみられるかより、まずは自分自身の欲求に応えてあげないと」
子供時代を恵まれた環境
他の子と比べて劣っていることが
際立ってなかった人にとって
この先生の言葉は当たり前何だろうなって
思ってしまいました
今日もお読み下さり、ありがとうございました